木製サッシと庇(ヒサシ)

ケースメント+FIX
ケースメント+FIX

10月に富山の現場で木製サッシの最終調整を行いました。

今回、少しだけ「 庇(ひさし) 」のお話をしたいと思います。
写真を見て頂くと分かるようにサッシの上端に板のようなものが取り付いています。
これは壁面等から垂れてくる雨水等を切って、木部等に直接ダメージを与えない配慮です。

これを小庇(こびさし)と言いますが、あるとないとでは大違いですね。
人のキャップ帽のツバみたいなものですが、雨が降っていても顔にはあたりにくいですね・・・これと同じ考え方です。

ところが、最近では軒、庇もない家・・・キュービック形状の建物が増えています。
また、日本の気候も年を追うごとに亜熱帯地域になってきているなと感じます。
昔では考えられないようなスコール、竜巻等ニュースを見ていても驚くばかりですね。

意匠も大切かも知れませんが、家は紫外線、雨水、風等から如何に防いでやるかの方が大事だと思います。

「 軒の出幅と家の耐久性は比例する 」とよく言われていますが本当だと思いますね。

アルミサッシ、木製サッシの区別無く、軒、庇等があると家も人も快適です。

 

コメント: 0 (ディスカッションは終了しました。)
    まだコメントはありません。