4.木製サッシは遮音性が高い

 

 

特別、遮音性重視で設計、製作している訳ではありませんが      
これも公的機関である日本建築総合試験所にて遮音テストを受けております。    
正確には「 音響透過損失試験 」と言います。        
                 
引戸、開き窓、FIX窓を試験しましたが、いずれもT2等級に認定されています。    
T2とは30dB(デシベル)の音量を下げる事が出来る性能値です。      
30dBの遮音とは体感上は音は1/8に減少致します。        
                 
試験時の硝子は通常フロートペアガラスでの認定です。        
但し、音対策の場合はペアガラスは異厚としております。        
通常フロートペアガラスは外内の硝子の厚さは同じですが、      
音対策の場合は外内の硝子の厚さを変えると音が伝わりにくくなる効果があります。    
                 
また、硝子メーカーでも遮音硝子なるものも用意されています。      
このガラスに換装すればランクが一つ上のT3になります。      
T3とは35dBの音量を下げる事が出来る性能値です。        
                 
つまり、T2の場合は外部の音量が80dBの場合は室内では50dBに下がると言う事になります。    
また、試験体であるサッシは遮音スペシャル仕様で試験を受けた訳ではありません。    
普通に製作しているサッシで試験を受けております。        
しっかりしたギア、金具で気密性を取っているからこその数値だと思っております。    
                 
また、遮音は防音とは違います・・・遮音は音の流入(流出)量を下げる事です。    
これもここ数年よくお施主様からお問い合わせを受けます。      
室内から外部に大きな音を洩らしたくない・・・また、外部の音を室内に入れたくない等です。    
ピアノ等が代表例ですが、ここ数年自宅新築される際は音響にこだわりのある住宅が増えております。  
5.1CHのアンプを入れて迫力のサラウンド音響を楽しみたい等など・・・ですね。    
この場合は室内から室外はもちろんですが、室内から室内にも音を洩らしたくないと言われます。    

 

MADOXは通常、エアタイトを必要とする外部との取り合いの箇所のサッシを手掛けておりますが、

   
例外的に室内の建具として同時に受注を受ける事もあります。      
仕様は全く外部用と変わりありません・・・硝子押さえである押縁を全て木製に変更する位です。
                 

お悩みの方はお問い合わせください。

 

                        

    MADOXのこだわり